「シダーウッド」という名前の秘密
香水やルームフレグランスのラインナップで、
時折目にする「シダーウッド」という名前。
直訳すると「シダーの木」という意味になりますが、
実は厳密に言うと、「シダー」という樹種は存在しません。
「シダー(Cedar)」の語源は、アラビア語で「力」を意味する単語。
だからこそ先人たちは、高さ40m、幹回りが2mにも成長する
ヒマラヤスギの呼び名として、この言葉を用いるようになりました。
そしてその後、シダーという言葉がひとり歩き。
ヒマラヤスギに似た見た目や香りを持つ針葉常緑樹が、
広く「シダーウッド」と呼ばれるようになっていきます。

歴史深く、香り成分も豊富に含む
「シダーウッドアトラス」
「レバノンシダー」や「シダーウッドバージニア」など
シダーと呼ばれる木々はさまざまで、香りや特徴も異なります。
ICHIKŌ ICHIEが『CEDARWOOD』で用いたのは、
「シダーウッドアトラス」や「アトラスシダー」の名で知られる、
北アフリカ原産のマツ科の針葉常緑樹。

学名の「アトラスシダー」は古代スラブ語の「煙で燻す」に由来します。
インセンスの原料にぴったりな名を持つこの樹木は、
寺院の薫香として紀元前から重宝されていたほか、
神殿やミイラをつくる際の防腐剤として使用されるなど、
神聖な樹木としても、崇められていたそうです。
シダーウッドアトラスはまた、心身を深いリラクゼーションに導く
「フィトンチッド」が豊富に含まれている樹種でもあります。
フィトンチッドとは、山や森で鼻をくすぐる、爽快な香りの正体。
植物が昆虫や微生物から身を守るために放出するもので、
癒しの効果があることが、医学的にも証明されています。

爽快な一日のスタートに、
シダーウッドの香りを
『CEDARWOOD』には
土や墨汁のようなスモーキーさを持つパチュリ、
爽やかな芳香とほろ苦さが特徴のセージなど、
アトラスシダーの清涼な香気と相性がいい香りをブレンド。
シダーウッドアトラスそのものの魅力をハーブで引き立て、
繊細な調香でインセンスに仕上げました。
北アフリカの大地で悠々と育つ、シダーウッドアトラスの青い香り。
森林浴をしているかのような爽快感に包まれて、
今日一日を、フレッシュな気分でスタートしてみませんか。


