均一に、
短くカットされたインセンスで、
忙しい日々にも
ゆたかなルーティンを
独自の「積層乾燥法」によって美しいかたちを保ったまま乾燥を終えたインセンスを、専用の機械にかけ、均一の長さにカットしていきます。
1本あたりの長さは、6cm。
ICHIKŌ ICHIEは、長さや形状にさまざまな規格があるお香の中から、ショートタイプのインセンスをつくることを選択しました。燃焼時間を“およそ15分”と定めることで、忙しい日々を送る方々にも、1日のルーティンとして好きな香りを楽しむ時間や、気分をリフレッシュさせる時間をお届けできたらと考えています。
この工程でも、機械任せにするのではなく、人の手と目が加わります。短く長さが揃ったインセンスを束にして、カットする位置がずれていないか、断面や形状がきちんと整っているか検品を行い、不具合が見つかったものは取り除いていきます。
最後の仕上げまで、弛みなく、
品質を守り抜く
そして、これまで長い工程を辿ってきたインセンスは、いよいよ配送前の最終工程、箱詰めを行う「仕上げ場」へ運ばれます。
静かな部屋の片隅で、箱詰めは丁寧に進められていきます。
人の手で行う作業となるため、同梱物の入れ忘れなどのヒューマンエラーを未然に防げるように、はじめにすべての資材を数え、その日箱詰めを行う箱の数と、同梱物の数が合っているかを確認したうえで、作業に取りかかります。
1箱あたりのインセンスの本数は30本。好きな香りを毎日焚いても1ヵ月楽しみが続くように、という考えが込められています。
数の間違いやバラつきを防ぐために、工夫してつくられた専用の治具(じぐ)が使われます。1回に15本のインセンスをセットすることができ、それを2回繰り返せば、確実に30本のインセンスを箱に収めることができる仕組みです。
正確に数を揃えたインセンスを、専用の袋に入れていきます。
この袋には、香りが外気にふれて抜けていくのを防ぐことで“香りの鮮度”を保ち、いつ焚いていただいてもフレッシュな香りを楽しんでいただきたいという、つくり手の想いが込められています。
そして、ここでも人の目による検品が行われ、最後まで気を緩めることなく品質を守り抜くICHIKŌ ICHIEの姿勢が貫かれています。
ブランドとしての想いを、
お客様のもとへ
インセンスを包む袋に、一枚ずつ丁寧にシールで封をして、ICHIKŌ ICHIEのものづくりは仕上げを迎えます。
インセンスごとの香りの特徴をお伝えする香調紹介のカードや、ブランドのコンセプトメッセージ、香立てをお持ちでない方にもインセンスを楽しんでいただくための「不燃マット」など、箱の中には、インセンスだけでなく、さまざまな同梱物が収められています。
「きょうも、一つ、よろこびを。」
ICHIKŌ ICHIEがブランドとして大切にしている想いを、一箱ごとに詰め込んで。ここまで幾人もの手で紡がれてきたインセンスが、お客様のもとへ旅立っていきます。